自分に自信がない人へ
先日治療的家庭教師をしていると、担当しているお子さんと「自信」についての話題に及びました。その後も私自身色々と考えて、ちょっとまとめてみました。
「自分に自信がない」という人は多いはず。
そんな人たちにとって少しでも参考になればと思い、ここに書いてみます。
もちろんこれは私の主観であり、個人の意見です。
そもそも自信とは何だろう?
「自信」というのは、読んで字のごとく【自分を信じること】です。
じゃあ、【自分を信じる】って何だろう。どんな感じだろう。
一番近い感覚は、【自分を好きでいる】という感覚だと思っています。
どんな自分も好きでいる。
勉強が出来ようが、出来なかろうが、お金持ちだろうがそうでなかろうが、可愛かろうが可愛くなかろうが、痩せていようが太っていようが、他人をちょっぴり見下すことがあっても、愚痴っぽい時があっても、頑張れない時も、もちろん頑張れた時も、
どんな時の自分も好きでいる、ということが「自信」という感覚に近いと思います。
例えば、勉強が出来ない自分が嫌い、というのであればそれはそれで良いけれど、
本当に嫌いなら、自分のことが好きになるように行動した方が良い。
その方法は、例えば単純に勉強が出来るように努力するのも1つのやり方だし、「勉強が出来ない自分も好きだ」って思えるように努力するのも1つのやり方だと思います。
他にも色んなやり方があるだろうけど、どんなやり方でも良いから最終的には【自分のことが好きになる】ように行動する必要があります。
もちろん、「好き」とか「嫌い」は完全に個人の自由です。
自分が心の底から好きなものを、毛嫌いする人だってこの世にはいます。
自分を好きでいることも同じです。
自分のことを好きでいても、周りの人は好きじゃないかもしれない。
それは残念なことで、寂しいことかもしれないけれど、でも、だからといって自分の「好き」という気持ちを手放す必要はない。
物も、人も、自分も、同じ。
好きなものは好き。
そこに理由なんて必要ないし、周りに合わせて、せっかくの「好き」を手放してはいけない。
大事なのは、誰が何と言おうと、自分自身が自分のことを好きでいるということ。(それが結構難しいのは分かる)
自信を持つにはどうすれば良いんだろう?
多くの人は、自信というものをちょっと勘違いしています。
「自信がないから○○が出来ない」
「△△じゃないから自信がない」
↑これは違うと私は思っています。
自信は、あとからついてくるものだからです。
「自信」とは、「自分を信じること」だと先ほど言いました。
じゃあ例えば、皆さんは、他人を信じる時に何を根拠にしますか?
お金を持っていたら、その人を信じますか?
明るいクラスの人気者だったら、その人を信じますか?
顔が可愛かったら、その人を信じますか?
たぶん、「この人は信じられるな」と思う時、根拠にしているのは【その人のこれまでの行動の積み重ね=実績】です。
いつも怒っている人が「怒らないから言ってみて」と言ってきても、とても信用できません。
さっき会ったばかりの人に「私のことを信じて」と言われても、何を信じて良いのか分からないはずです。
約束を守ってくれない人を、あなたは信用できますか?信じられますか?
このことは、自分に置き換えてみても同じだと私は思います。
人との約束と同じくらい、自分との約束はとっても大事です。
約束を何度も破る人を信用できないのと同じで、自分との約束を何度も破っていては自信は持てません。
自分に自信を持つには、自分との約束をきちんと守ることが大事です。
出来ない約束はしない。
小さな約束でもきちんと守る。むしろ、小さな約束こそ、きちんと守る。
自分の行動は、自分が一番よく知っているから、
他人はごまかせても、自分をごまかすことは出来ません。
自分との約束は何が何でも守る。これが自信の持ち方です。